株式会社ジェイ・エム・エスは水質分析計の開発・販売会社です。

お問い合わせはこちらから
TEL:03-5284-4012
MAIL:sales@jmsco.jp

製品情報

アルカリ度計
型式:AQUACON +m10/20
特長
 □シンプルな設計構造
 □簡単メンテナンス
 □有害な試薬を使用しない
 □多くの納入実績
 □低濃度測定の安定性
 □簡単操作
 
概要
浄水、ボイラ水や冷却水の水質を判断する指標として酸消費量(アルカリ度)のモニタリングは、大変重要な水質管理の指標となっています。冷却水系のアルカリ度成分は、配管の腐食を促進し、将来的にはプラント管理の維持管理費用の増大を招くことが懸念されています。オンライン滴定方式を採用しているので検量線を作成することなく信頼性のあるオンライン分析を行うことができます。AQUACON +mは、フィールドから多くの意見を反映させた結果、計器構造を簡素化することに成功しました。よりメンテナンス性を格段に向上させることを目的としています。また、分析系統の配管径を大きくすることにより配管内の詰まりを防ぎ、測定セル開閉、清掃も簡単に行うことができ、装置のダウンタイムを最大限に軽減することができます。

分析工程

AQUACONの構造及び分析工程は大変シンプルです。測定セル及び接液配管はサンプル水で洗浄されます。洗浄後に電磁弁が閉じ測定セル内へサンプル水の供給を停止します。次に試薬が測定セルへ添加されます。測定セル内ではテフロン撹拌子が回転しているためサンプル水と試薬は十分に混合されます。サンプル水中にアルカリ度成分が含まれている場合、呈色反応が発生します。AQUACONでは、呈色の終点検出までに添加した試薬量より全アルカリ度を検出しています。比色法による滴定法は、pH電極の汚れや電解液の交換・補充などの面倒な間接作業を軽減することができます。

仕様
 型式  AQUACON +m10/20
 測定原理  比色法(滴定法)
 測定項目  水中の全アルカリ度
 測定範囲  +m10: 0.1-3.5mmol/L  +m20: 0.2-7.0mmol/L
 測定精度  5%F.S.
 分解能  0.03mmol/L  ※測定値により異なる
 測定周期  5~13分     ※キー操作で可変 ※測定濃度により異なる
 サンプル流量  約500ml/分
 サンプル温度  5-30℃
 サンプル圧力  0.05-0.8MPa
 試薬消費量  約500ml/1000回測定  約250ml/1000回測定
 出力信号1  測定値 高 異常 リレー出力(230V/3A)
 出力信号2  計器異常/試薬残量低  (230V/3A)
 出力信号3  4−20mA(測定値)<500Ω 
 出力信号4  計器状態 停止・測定など
 入力信号1  測定開始・停止
 電源電圧  100−240VAC 50/60Hz 約100VA
 寸法・重量  550(W)×750(H)×300(D)mm 約6kg
 消耗品  試薬1、2 測定セル 受発光部、ポンプチューブキットなど
※改良のため予告なく仕様変更する場合がございます。